バナナをむき続ける話。悩みで悩まなくなる方法。

突然ですが、小中高大でどこが一番楽しかった?というたぐいの話なら私の場合は大学が一番楽しかったと思います。その理由を自分なりに分析してみると、大学生パリ子は「後先考えずにハチャメチャできる時期は今しかないだろう」と考えたんですね。

だって社会人になったら着々とキャリアを積み、バリバリキャリアウーマンになるでしょ?

その後、良かったのか悪かったのか、その予想は外れ、社会人になっても後先考えない行動はできたのですが\(^o^)/この話はまたどこかで…。

 

あるとき、大学生パリ子はとても悩んでいました。そんなパリ子を励まそうと友人があることを紹介してくれたのです。「今の悩みなんかふっとんじゃうから!ねぇ?ぜひ!」文章にするとすごく怪しいことに誘われたっぽいですね。しかし、その友人が紹介してくれた「あること」とは

 

バナナをむく

 

ことだったのです。パリ子は決められた時間に工場へ向かいます。衛生面を考え尽くされた目出し帽のようなユニフォームに着替えるよう指示され現場へ。そこには見たこともないくらい大量のバナナがありました。これの皮をひたすらむいていくのです。

 

ということがありました。皆さんも一度は目にしたことがあるであろう、バナナが一本入ったアレ系の洋菓子を作る工場でした。世の中にはこんな楽チンなバイトがあるのか♡と思った初日。

バナナの皮をむくこと10分。

ーなに、この単純明快な作業。これでお金がもらえるなんて最高じゃーん!と思ったんです。

バナナの皮をむくこと2時間。

ーあれ、これたぶんサルでもできる。

バナナの皮をむくこと6時間。

ーやば、もう無理かもしれない。

 

たった1日8時間、この仕事に従事しただけで、私の感情はめまぐるしく変わっていきました。楽勝ホイホイだと思っていたこの、ある意味人間でなくてもできそうな作業を淡々と、黙々と、延々とやり続けないといけないということは、本当に今までの人生で感じたことのないレベルのストレスでした。途中、幼いころからずっとやってきたはずのバナナの皮のむき方が「え?どうやるんだっけ?」と分からなくなったり。

ただ、確かに友人の言うとおり、悩んでいたことも分からなくなりました。家に帰って、本来なら悩みの続きをやらなければならなかった時間も疲れ果てていて悩む暇なんてなく、速攻で眠れました。

そんなことを続けていると、時の流れも助けとなり悩んでいたことはどうでもよくなっていきました。

 

何が言いたかったかというと、このとき以来、私は何か悩まなければならないことがあったらとにかく動く!ことを心がけています。そう、「悩む」という時間を物理的に、強制的になくすために。子持ちとなった今ではこのバイトに行って解決するわけにはいかなくなりましたが、

いつも以上に全力で子どもと遊んで疲れ果てる

ものすごく丁寧に料理を作って神経を使ってみる

トイレを徹底的にきれいに掃除してみる

などなど、主婦としての業務の中で、我を忘れるほど一生懸命に取り組んでみてます。特に掃除は、汚れとともに頭の中のもやもやも流されていくようでオススメです!悩んでいるときこそせかせか忙しく!

「忙しい」という言葉、マイナスのイメージがありますが、逆に「忙しい」をプラスにとらえてあげることで生活の質を向上させたいなと思います。

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